就寝前に避けたい!ブルーライトが脳に与える影響とは

2025/01/10

こんにちは!

 

中目黒店の笹川です。

 

今回は就寝前に避けたい!ブルーライトが脳に与える影響とはについてご紹介します。

 

現代社会ではスマートフォン、パソコン、タブレットが生活の一部となっています。

 

しかし、これらのデバイスが発する「ブルーライト」が、私たちの脳や睡眠にどのような影響を与えているかをご存知でしょうか?

 

今回は、ブルーライトの脳への影響とその対策について詳しく解説します。


ブルーライトとは?

ブルーライトとは、波長が380~500nmの青い光のことを指します。

自然光にも含まれますが、デジタルデバイスやLED照明が発する人工的なブルーライトが問題視されています。

この光は、視覚的に明るさを強く感じさせる特性があります。


ブルーライトが脳に与える影響

1. メラトニン分泌の抑制

メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ、眠気を誘い、体内時計を整える役割を果たしています。

ブルーライトを浴びることで脳は「昼間だ」と錯覚し、メラトニンの分泌が抑制されます。

その結果、眠りにくくなり、睡眠の質が低下します。

 

  • 根拠となる研究
    ハーバード大学の研究によれば、就寝前にブルーライトを浴びた人は、浴びなかった人と比べてメラトニン分泌が約50%減少し、眠りに入るまでの時間が大幅に遅れることが確認されています。

2. 体内時計(サーカディアンリズム)の乱れ

ブルーライトの影響で体内時計が乱れると、睡眠と覚醒のリズムが狂います。

これにより、日中の眠気や集中力の低下、気分の落ち込みといった問題が引き起こされることがあります。

3. 脳の興奮状態の持続

ブルーライトは脳を覚醒状態に保つ刺激を与えるため、リラックスしにくくなります。

特に、就寝前にスマートフォンを使用することで、交感神経が優位な状態が続き、入眠が妨げられます。

4. 長期的な健康への影響

ブルーライトによる睡眠不足が慢性化すると、免疫力の低下、肥満、糖尿病、心血管疾患、さらにはうつ病や不安障害などのリスクが高まるとされています。


ブルーライトの影響を軽減する方法

1. デバイスの使用を控える

就寝の1~2時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控えるよう心掛けましょう。

本を読んだり、リラックスできる習慣を取り入れるのがおすすめです。

2. ブルーライトカット眼鏡の使用

ブルーライトをカットする眼鏡を使用すると、デバイスからの光を軽減することができます。

特に仕事や勉強でデジタルデバイスの使用が避けられない場合に有効です。

3. デバイスのナイトモード設定

多くのスマートフォンやパソコンには、ブルーライトを抑制するナイトモードが搭載されています。

この機能を利用して、夜間の光の刺激を和らげましょう。

4. 環境の見直し

寝室の照明を暖色系の光に変えたり、暗くしておくことで脳をリラックスさせることができます。

5. 適切な睡眠習慣を作る

毎日同じ時間に就寝・起床することで、体内時計を整え、ブルーライトの影響を最小限に抑えられます。


まとめ

ブルーライトは便利な現代のデバイスに欠かせない存在ですが、その影響を無視することはできません。

特に就寝前の使用は、メラトニン分泌の抑制や体内時計の乱れを引き起こし、睡眠不足や健康問題の原因となる可能性があります。

日々の生活の中で、ブルーライトの影響を軽減する工夫を取り入れ、より良い睡眠と健康を手に入れましょう。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

次回は冬の冷えと睡眠の関係:スッキリ起きるための温度調整法についてご紹介します。

 

ぜひお楽しみに!

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