PCP養成スクールアルムナイ事務局の橋本里美です。
このスクールの卒業生で、現在ピラティス・ヨガインストラクターとしても
活動をしています。
【指導で役に立ったコレクティブエクササイズ_PCPアカデミー卒業生の声】
ヨガ・ピラティス:脊柱回旋のバリエーション&怪我リスク回避
◀︎90/90 (フロア)

(動画はInstagrams参照)
本日は
ヨガ・ピラティスのレッスン中で
個人指導の中、クライアントの改善につながった例を紹介します。
今回、コレクティブとして用いたというよりかは、
脊柱回旋のバリエーションとして、のご紹介です。
【問題】
●レッスン前の情報収集「軽い腰痛があるんです。」
●姿勢:円背(猫背) または 骨盤後傾 で
長座になったとき、背中が丸まってしまう。
ポーズの視覚的な部分だけに集中力を囚われると
アライメントがますます崩れがちでした。
→
座位でのツイストは
椎間板にかかる力が増すため、怪我のリスクが高まります。
改善するキューイングとしては、
「お尻で床を押して、背骨を伸ばしてからねじってください。」
「背中が丸まらないように気をつけてください。」
少し改善はしますが、
もともと
円背(猫背) または 骨盤後傾であるため、
かなりクライアントが大変であり、頑張りたくても難しいのが明らかです。
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「椎間板を傷付ける可能性を避けるために」
と説明をし、
脊柱回旋の他の方法として
コレクティブエクササイズ【90/90 (フロア)】をご提案しました。
腰椎は固定されてますが、
座位となりお尻を床につけているのとは、異なります。
<目的>
⚫︎胸椎の回旋に焦点をあてつつ
脊柱全体のジョイントバイジョイントセオリーを改善させていく。
⚫︎両脚股関節の90度屈曲パターン
<方法>
①横向きになる。
②
天井側の脚:
⚫︎ストレッチポール or ブロック or
骨盤がニュートラルに維持しやすいくらいの高さの代用のものを用意
⚫︎軽度内転・股関節を90度に屈曲
床側の脚:
⚫︎軽度内転・股関節を軽度伸展
③手先を目線で追いながら、脊柱全体を回旋させる
*脊柱が一直線になるようにセッティング
④開ききったところで腹式呼吸をする
(息を吐くと同時に脱力していくイメージ)
*膝が浮かないように注意する
*肩関節の外転にて代償しないように注意する
⑤腕の同じ軌道を通って、元の位置に戻る
<結果>
⚫︎背骨が真っ直ぐ維持しやすい。
⚫︎腰椎がロックされた状態をキープしやすいので、胸椎の回旋に集中しやすい。
(座位でも同様ですが、横向きのポジションということで、低体力者には特に安心感がある。)
⚫︎腰の違和感を感じるときは、ねじりを弱めるコントールがしやすい。
クライアントとしては、
⚫︎頑張って行うようにも感じなかった。
⚫︎動かす部分が感覚としてわかりやすい。(胸椎から動かす)
という感想でした。
オンラインなどの個人セッションを持っていらっしゃるインストラクターの方々で
御提案、アドバイスを加えやすいのではないでしょうか。
ヨガ・ピラティスで
体に効果的にポーズを取るには
改善方法をご提案することで
・安全に
・効果を早く導く
ことにつながります。
クライアントへの充実したセッションの時間を持つ手段として
このコレクティブエクサは特に個人間では有効に使えるかと思います。
💡コレクティブエクササイズは
正しい体の使い方に導くための目的・動きの注意点がはっきりとしています。
この知識とエクササイズを学ぶと、
レッスン中に
コレクティブエクササイズ
とお伝えしなくても、
◉インストラクターにとっては → 指導内容を向上させやすく
◉お客様にとっては → 効果を短い時間で出しやすく
なります。
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大切な点を見落とさないように、
インストラクターとしてはキューイングを工夫していきたいと思います。
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以前は、動作の的確な修正方法がわかりませんでした。
今では【コレクティブエクササイズ】も取り入れる等になり、
お客様に早く効果を出すことができるようになりました。
▷コレクティブエクササイズとは
クライアントの体のクセや機能不全を改善して正しい使い方に導くための運動のこと
参照:PCPブログ(2020.4.5)
これからもヨガ・ピラティス・グループエクササイズの指導現場で
PCPアカデミーで学んだことで指導に役立った事例をお届けしていきます。
パーソナルトレーナーの知識が身につくと
動きを解析していくのは楽しいです。
より一層、効果のでるようにお役立ちしていきたいです。
💡 PCPアカデミーでは、
ケーススタディを授業に多く取り入れています。
そのため、知識だけでなく、分析する力を養うことができます。
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