飛ばなきゃ損! ジャンプトレーニングの効果
2021/08/08
みなさんこんにちは!
笹川です🌎
飛ばねぇ豚はただの豚だ🐖
という映画、紅の豚のセリフを知っているでしょうか?
私自身この言葉を自己暗示としてかけ、最近は飛べる人間になるべくジャンプトレーニンングを取り入れています。
ということで、本日はジャンプトレーニングを行う意味や効果についてご紹介していこうと思います!
みなさんもジムに来ていただいて行う時もあるジャンプトレーニングですが、実は多くの素晴らしい効果があります🚀
まずはいくつか効果を挙げていきます👟
- 歩行やランニング、ダッシュを楽に速く行うことができる
- 骨密度の上昇(骨粗鬆症の予防などに繋がります)
- ケガの予防
などがあります。
今回は1つ目の”歩行やランニング、ダッシュを楽に速く行うことができる”というところについて詳しくご紹介して行こうと思います🌈
よくジムでもジャンプトレーニングをする際にトレーナーから効果の説明として、”楽に歩けるようになる”といった言葉を耳にしたことをある人もいるのではないでしょうか。
本日はその真相について迫っていこうと思います!
1,身体のバネの正体とは
まず初めにみなさんはホッピングをご存知ですか?
そして遊んだことはありますか?
ちなみに私は小学生の頃、連続で何回飛べるか挑戦し、997回飛ぶことができました🛫
あと3回飛べなかったことは今でも後悔しています😢
少し脱線しましたが、ホッピングを知らないという方はこちらの画像をご覧ください👀
2種類のホッピングの写真を用意したのですが、上が世界一飛べるホッピング、下が子供用のホッピングの画像です。
ここで見比べてみて欲しいのがホッピングのバネの部分です!
完全に長さが違いますよね。
実はこのバネの長さがホッピングの跳躍高を決める大きな要因となっています。
バネが長ければ高く飛べますし、短いと高くはなかなか飛びづらくなってしまいます。
そしてこのホッピングのバネと同じような働きをしてくれる部位を我々人間も持っているのです!
身体のどの部位だと思いますか?
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正解は、アキレス腱です!!!
人間もアキレス腱が長い人ほど高く跳び、速く走るの有利になってきます。
足が長くアキレス腱も長い黒人の人たち羨ましいと思いませんか?…😢
ん?ちょっと待ってください。
それじゃあ、アキレス腱の短い人は高くも飛べないし、速く走れないじゃないか!!
と思った方に是非とも伝えたいことがあります!!
我々のアキレス腱はホッピングと同じ金属でできているわけではありません!
コラーゲン繊維でできているのです!!💡
コラーゲン繊維は金属と違いある程度伸び縮みするという特性を持っています。
そしてコラーゲン繊維でできたアキレス腱はトレーニングによって強化することが可能です!
先ほども少しご紹介しましたが、ジャンプ力(跳躍高)を決定する要因の中にアキレス腱の”長さ”と”弾性力”が含まれます。
構造的な長さを変えることはできませんが、トレーニングによって”弾性力”を鍛えることはできます。✊
その弾性力を鍛える手段こそが、”ジャンプ(プライオメトリクス)トレーニング”というわけです。
では、身体のバネがあることのメリットとはなんなのか?🚴♂️
それを次の段落でご紹介していきます。
2.身体のバネがある人とない人で何が違うのか?
ズバリお伝えします!
バネがある人は、体を移動させるとき(ジャンプ、歩行、ランニング、ダッシュなど)に必要なエネルギー量がバネのない人と比べて少ないエネルギーで済みます。😻
先ほどお伝えした通りジャンプ力を決定する要因として、アキレス腱の長さと弾性力が鍵を握っています。
そしてもう1つ、ジャンプを行う上で欠かせない要素に”床反力”という力があります。
この床反力というのは目には見えないので想像するしかないです!!
ピンとこない方がほとんどだと思います。☁️
ではまたここでイメージしてみましょう!
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みなさんは2つテニスボールを持っています🎾
1つ目のテニスボールを地面に時速10kmで落としてみてください。
どのくらい跳ね返ってきましたか?
次に2つ目のテニスボールを時速100kmで叩きつけてみてください。
どのくらい跳ね返ってきましたか?
確実に2球目のテニスボールの方が高く跳ね返ったきたはずです!
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床反力は目には見えないので数値でお伝えします!
時速10kmで地面にボールを投げつければ、時速10km分の力が地面から跳ね返ってくるボールに伝わります。
時速100kmで地面にボールを投げつければ、時速100km分の力が地面から跳ね返ってくるボールに伝わります。
つまり、床反力=地面に加えた力の大きさということになります。
この床反力をうまく使えると高くジャンプすることができるということです🌈
身体のバネがある人とない人の違いは、床反力をうまく使えているかそうでないかに違いがあるのです!
そこで我々は、床反力をうまく利用するためにジャンプトレーニングを行い、床反力の効率的な使い方を習得することで高く飛べるようになり身体のバネが出てくるのです。
3.ジャンプトレーニングを行うとなぜ疲れにくくなるのか
長らくお待たせいたしました。
いよいよ大詰め、今回のメインテーマである”ジャンプトレーニングをするとなぜ疲れにくくなるのか”について紹介していこうと思います。
それは、ジャンプするときに使うエネルギーに差があるのです!💨
例えばですが、ジャンプする時に使うエネルギーには2種類あります。
それが仮に”筋肉エネルギー”と先ほど登場しました”床反力エネルギー”とします。
2つのエネルギーには100ずつ貯蔵があり、合計で200のエネルギーを人間はもともと持っています。
そして1回のジャンプをするときに必要なエネルギー量が2であり、筋肉エネルギーと床反力エネルギーのそれぞれから1ずつエネルギーを消費します。🔥
しかし!!!
床反力がうまく使えない人=ジャンプがうまくできない人、には床反力エネルギーがありません。😢(実際は0ではありません)
というより、床反力を使えるほどのジャンプテクニックがないといった方が正しいかもしれません。
なので床反力エネルギーをうまく使えない人は筋肉エネルギーしか使うことができず、エネルギー切れを起こすまでの時間が倍近く早くなります⚠️
反対に床反力エネルギーを使える人は使えない人と比べてエネルギー切れを起こすまでに倍の時間がかかります。(良い意味で)
これがジャンプトレーニングの効果である”疲れにくい身体”と考えてもらっても良いでしょう💡
つまり、トレーニングを行う目的が”体力向上”や”疲れにくいからだ”である人にとって、ジャンプトレーニングは切っても切れない関係にあるということです!!
4.まとめ
今回はかなり長くなってしまったので大事な要点のみまとめようと思います!
①身体のバネとは主にアキレス腱のことを指し、トレーニングによって強化可能
②ジャンプ力を高める要因はいくつかあるが、トレーニングによって”弾性力”、”床反力”を高めることができればジャンプ力も向上する
③トレーニングをする目的が”疲れない身体”、”体力向上”が目的の人にとってジャンプトレーニングはかなり重要
以上が今回の内容になります!
いまいち分かりにくかったかもしれませんが、より詳しく知りたいと言う方がいればトレーニングに来られる際に担当トレーナーに聞いてみてくださいね👂
長い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました😂
余談ですがジャンプトレーニングをしていたら、地上20cmくらいは飛べる人間になったのでこちらの写真で〆とさせていただきます。
次回もお楽しみに!!🌈
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